もうちょっと早くお天気が回復すると思っていましたが、
結構シトシト降っています。
タニウツギ
岩場に辿り着くまでには、岩が乾いてほしいなぁの願い叶わず、
太陽が出てくれないので、岩場はウエット
蟻ノ戸渡りは渡らず、エスケープルートを選ぶ。
それにしても、エスケープルートの場合、
いったん壁を5m程下らなければならない。
岩が乾いている時だったら、鎖を頼りに慎重に下るのは、
そんなにやばくない。
でも今日のようなコンデションの場合は、万が一予想外に足を滑らして
鎖から手を離してしまったらおしまい。
こういう場面では、ハーネスを装着して、たこ足を掛けて安全を確保したい。
ハーネスまでいかなくても、テープシュリンゲ(大小)とカラビナを使って代用したい。
一番は、ここで引き返す勇気が必要なんだろう。
エスケープルートをとったとしても、
最後の剣の刃渡りは、5mほど渡らなければならないことをお忘れなく
本当は、一不動から牧場に廻るつもりでいたのだけど、
奥社の駐車場から歩きだしてすぐのところで
6月21日(昨日)付けで、
「一不動から先の帯岩で崩落があった為、八方睨を往復してください」(要訳)
と注意看板が設置されていたので、
今日も単純に考えると、八方睨往復をするしかない
剣の刃渡りを終えたところで、後続の方の声が聞こえたので
八方睨(1900m)でその方たちが登ってこられるのを待った。
10:30 今日は、ここ一番乗りかな?
西岳方向に向かった人がいるかもしれないので
それはわからない。
とりあえず、誰もいない。
・・・・・
声はするけど・・・
・・・・・
なかなか来ない・・・
じきに1時間も経ってしまうので、下山することにする。
蟻ノ戸渡りの向こう側に登山者が見えたので聞いてみた。
「こちらに来られますか?」
「行きません」結構即答だった。
なにかあったのかな・・・
??・・
蟻ノ戸渡りを終えたところで遭難事故が起きていた事を知った。
仲間の方がどなたかに携帯電話で遭難の状況を説明していた。
登山届と山岳保険の話が聞こえてきた。
百間長屋のあたりで
やっと青空が広がってきた。
奥社をすぎ、杉並木を歩いていると、ヘリコプターが飛んできた。
しばらくホバーリングをしていたが・・・・
・・・
命・・・
・・・